日本での生活や仕事を始めると、教科書とは違う表現の日本語やたくさんのわからない言葉も出てきます。
普段の勉強に付け加え、実際に日本人と直接話しながら覚えていくことが自然な日本語を習得するための近道です!
日常生活での日本語

「おはよう」「ありがとう」「おつかれ/おつかれさま」
家族や友達同士での会話では、言葉を短くして使うことが多いです。
「またね」「じゃあね」「バイバイ」
ほぼ同じ意味でも、色々な表現や言い方があります。
「今週末何してる?」
週末の予定を聞く意味ですが、友達同士の場合、都合がよければ誘いたい気持ちが含まれることがあります。
「ちょっと」「大丈夫」
単語の直接的な意味と異なるニュアンスで使われることも。
ちょっと少しという意味ですが、断り表現としても使用されます。
大丈夫断りの表現として使われることがあります。
「いただきます」「ごちそうさま」
食事の前後に使われる挨拶で、食べ物や作った人への感謝を表します。
外国語には直訳できない、日本独自の文化や風土に関係した表現です。
ビジネス日本語

ビジネス日本語は、特に職場やビジネスシーンで使われる日本語のことを指します。
特徴としては、敬語や丁寧な言葉遣いが求められる場面が多いことです。
敬語とは場面や相手との関係性によって使い分けられる言葉をいいます。
敬語には大きく分けて3つの種類があります。
例えば、「おっしゃる」「いらっしゃる」など。
例えば、「伺う」「申し上げる」など。
例えば、「です」「ます」を使う。
基本フレーズ
挨拶
始業時の「おはようございます」
退勤時の「お先に失礼します」「お疲れさまでした」

電話応対
「○○社の○○でございます」
「いつもお世話になっております」

会議
「本日の議題は~です」
「ご意見をお聞かせください」

メールの書き方
件名
件名は簡潔かつ具体的に。
メールの内容がひと目でわかるようにしましょう。
例えば、要件が「会議の日程調整」であれば、「会議の日程調整のお願い」など、具体的に記載します。
- 「○○会議の日程調整のお願い」
- 「ご注文の件について」
- 「○月○日納品の件」
挨拶
挨拶で信頼感アップ。
メールの冒頭に挨拶を入れることで、相手に礼儀を示します。
ビジネスメールでは、あまりにカジュアルな表現は避けましょう。
挨拶後には自分の所属や名前を明確に伝えることで、相手が誰からの連絡かすぐに分かります。
- 「お世話になっております。○○株式会社の○○(部署名)〇〇(名前)でございます。」
- 「突然のご連絡失礼いたします。○○株式会社の〇〇(名前)です。」
本文
用件を明確に。
本文では、何を伝えたいのか、何をお願いしたいのかを端的に書きます。
相手が内容を理解しやすいように心がけましょう。
また、ビジネスメールでは丁寧な言葉遣いが基本です。
「お願い申し上げます」「ご確認ください」などの表現を使うとよいでしょう。
- 「○月○日までにご確認いただけますと幸いです。」
- 「○○の件について、何卒ご対応いただけますようお願い申し上げます。」
締めの言葉
感謝と配慮で、相手に良い印象を残す。
メールの最後には、感謝の気持ちや相手への配慮を表す締めの言葉を使います。
文面をきれいに締めくくり、相手に良い印象を与えます。
- 「何卒よろしくお願い申し上げます。」
- 「ご確認のほど、よろしくお願いいたします。」
- 「失礼いたします。今後ともよろしくお願い申し上げます。」
署名
メールの最後に、自分の名前、会社名、連絡先などを記載しておくと、相手が連絡を取りやすくなります。
例 ○○株式会社営業部 ○○ ○○(名前)
電話番号: 090-XXXX-XXXX
メール: example@denshi-mext.jp