日本語能力試験(JLPT)とは
日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験として、国際交流基金と日本国債協力協会(現日本国際教育支援協会)が開始した世界最大規模の日本語の試験です。 個人の実力の測定から、進学、就職、昇給、資格認定などの様々な目的で利用されています。 外国籍の方が日本の会社に就職する際には、日本語能力試験の基準を設定している企業もあります。
引用: 日本語能力試験 目的と沿革
受験料
7,500円(税込)
受験スケジュール
日本語能力試験(JLPT)は年2回、7月と12月に実施されます。
海外では7月の試験を実施しない国・地域もありますので詳しくは国際交流基金のWebサイトを確認してください。
受験申込みには、事前の登録などが必要です。
日本語能力試験のWebサイト から
MyJLPTに登録、ID取得をした上、手順に沿って受験してください。
申し込み手順
日本国内の場合
- ステップ1
登録
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- MyJLPTへ登録
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試験申し込みを行うためのアカウント「MyJLPT」に登録します。
インターネットがあれば、いつでもどこからでも登録可能です。
- ステップ2
ID取得
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- MyJLPT IDの取得
- 登録が完了すると、MyJLPT IDが発行されます。 このIDと自分で設定したパスワードは、忘れないように控えておいてください。
- ステップ3
ログイン
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- MyJLPTへログイン
- 発行されたMyJLPT IDとパスワードを使って、MyJLPTにログインします。
- ステップ4
情報登録
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- 受験申込情報の登録
- ログイン後、受験申込情報を登録します。 一度MyJLPTに登録すれば、次回からはさらにスムーズに申し込みができるようになります。
- ステップ5
支払い
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- 受験料支払い
- 受験料を支払います。 支払方法は、クレジットカード、銀行振り込み(ペイジー)、コンビニエンスストアでの支払いから選ぶことができます。
- ステップ6
申込完了
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- 受験申込の完了
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受験申込が完了すると、「申込受付番号」が発行されます。
この番号は試験当日まで必要になるので、忘れないようにしてください。
日本以外の国や地域の場合
- ステップ1
確認
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- 試験実施情報の確認
- まず、試験を受ける国や地域での実施年と実施機関を調べましょう。
- ステップ2
案内入手
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- 受験案内の入手
- 実施機関に申込方法を確認し、受験案内(願書)を手に入れます。
- ステップ3
申込・支払
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- 申し込みと支払い
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受験案内をよく読み、実施機関の指示に従って申込を行います。
受験料の支払い方法も案内に従って手続きを進めてください。
- ステップ4
受験票
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- 受験票の受け取り
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申し込みが完了すると、実施機関から受験票が発行されます。
試験当日まで大切に保管してください。
評価レベル・基準
日本語能力試験の評価レベルには、いちばんやさしいN5からN1までの5つあります。
各レベルの目安は下記を参考にしてください。
N5
基本的な日本語をある程度理解できるレベル
読む | 平仮名やカタカナ、日常生活で用いられる基本的な感じで書かれた定型的な語彙や文、文書を読んで理解することができます。 |
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聞く | 教室や、身の回りなど、日常生活の中でもよく出会う場面で、ゆっくり話される短い会話であれば、必要な情報を聞き取ることができます。 |
N4
基本的な日本語を理解することができるレベル
読む | 基本的な語彙や漢字を使って書かれた、日常生活の中でも身近な話題の文章を読んで理解することができます。 |
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聞く | 日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できます。 |
N3
日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル
読む | 日常的な話題について書かれた具体的な内容を表す文章を読んで理解すること、新聞の見出しなどから情報の概要をつかむことができます。 日常的な場面で目にする難易度がやや高い文章は、言い換え表現が与えられれば要旨を理解することができます。 |
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聞く | 日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話をきいて話の具体的な内容を登場人物の関係などと合わせてほぼ理解できます。 |
N2
日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅の広い場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル
読む | 幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論など、論旨が明快な文章を読んで文章の内容を理解できます。 一般的な話題に関する読み物を読んで、話の流れや表現糸を理解することができます。 |
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聞く | 日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードのまとまりのある会話やニュースを聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係を理解したり、用紙を把握したりすることができます。 |
N1
幅広い場面で使われる日本語を理解することができるレベル
読む | 幅広い話題について書かれた新聞の論説、評論など、論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章などを読んで、文章の構成や内容を理解することができます。 様々な話題の内容に深みのある読み物を読んで、話の流れや詳細な表現糸を理解することができます。 |
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聞く | 幅広い場面において自然なスピードの、まとまりのある会話やニュース、講義を聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係や内容の論理構成などを詳細に理解したり、要旨を把握したりすることができます。 |
引用: 日本語能力試験 認定の目安