ビザと滞在許可情報

学生ビザ

日本の学校に通うためには、外国人は学生ビザを取得する必要があります。
学生ビザは、日本に留学するために必要なビザで、主に日本の教育機関に入学するために申請します。

学生ビザのイメージ

学生ビザの概要

学生ビザは、日本の大学、専門学校、日本語学校、または他の教育機関に通うために必要な資格です。
学生ビザを保持している間は、指定された学校に通学し、滞在期間内に学業を全うすることが求められます。
ビザを更新する際は、学業の進行状況を証明する必要があります。

学生ビザの申請手続き

学生ビザの取得には、入学する学校と協力して手続きを進める必要があります。
主な申請手順は以下の通りです。

ステップ1

日本の教育機関に入学手続き

まず、日本の教育機関(大学、専門学校、日本語学校など)に入学する必要があります。
入学が決まったら、学校から「入学許可証」を受け取ります。
ステップ2

在留資格認定証明書の申請

学校が入学許可証をもとに、入国管理局に「在留資格認定証明書」を申請します。
この証明書は、学生ビザを申請するための前提条件です。
ステップ3

学生ビザの申請

「在留資格認定証明書」が交付されたら、「学生ビザ」を申請します。
日本国外から申請する場合は日本大使館・領事館、既に日本にいる場合は入国管理局で手続きを行います。
ステップ4

学生ビザの発行

「学生ビザ」が発行されると、日本での留学生活を開始することができます。
ビザの期間は、通常、1年または2年が一般的ですが、学業進行に応じて更新することができます。

学生ビザの注意点

  1. 学生ビザを取得するためには、学費や生活費などを支払う能力を証明する必要があります。
    親や支援者の収入証明書や銀行残高証明書が求められることがあります。
  2. 学生ビザを取得した後は、学業を続けることが求められます。
    ビザの更新や延長の際には、学業の進行状況を証明する必要があるため、必ず学校に出席し、学業に励むことが重要です。
  3. 学生ビザを持っている場合、アルバイトが認められていますが、その内容には制限があります。
    学業が優先されるため、アルバイトが学業に支障をきたさないよう注意が必要です。

就労ビザ

日本で働くためには、外国人は就労ビザを取得する必要があります。
以下、就労ビザの概要と主要な種類、申請手続きについて説明します。

学生ビザのイメージ

就労ビザの概要

日本で就労するためには、適切な就労ビザを取得する必要があります。
就労ビザは、職業や業務内容に応じて複数の種類があります。
どのビザを申請するかは、希望する職業や企業の要件に基づいて決まります。

就労ビザの申請手続き

就労ビザの取得には、申請者が働く予定の企業と協力して手続きを進める必要があります。
主な申請手順は以下の通りです。

ステップ1

企業との雇用契約

就労ビザの申請には、まず日本国内の企業との雇用契約が必要です。
内定や雇用が確定していない場合、就労ビザは取得できません。
ステップ2

在留資格認定証明書の申請

企業が雇用者をサポートして、「在留資格認定証明書」を入国管理局に申請します。
この証明書が取得できると、正式に日本での就労ビザ申請が可能になります。
必要な書類 雇用契約書、企業の事業計画書、在留資格認定証明書交付申請書、申請者の学歴・職歴に関する証明書(卒業証明書、職務経歴書など)
ステップ3

就労ビザの申請

在留資格認定証明書が交付されたら、申請者は日本大使館または領事館で就労ビザを申請します。
申請場所 日本国外から申請する場合は日本大使館・領事館、既に日本にいる場合は入国管理局で手続きを行います。
ステップ4

就労ビザの発行

ビザが発行されたら、日本で正式に働くことができます。
ビザの期間は最短で1年、最長で5年です。

就労ビザの注意点

日本語能力

一部の職業では、日本語能力が求められる場合があります。
特に「技術・人文知識・国際業務ビザ」では、職務に必要な日本語能力を証明することが有利になります。

業務内容の制限

取得したビザに基づく職務範囲を超える仕事はできません。
例えば、「技術・人文知識・国際業務ビザ」で認められていない職種(飲食店での接客業など)には就けません。

滞在許可に関する情報

日本における滞在許可(在留資格)は、ビザの種類に応じて異なります。
学生ビザや就労ビザなど、各ビザにはそれぞれ特定の滞在条件があり、適切な手続きを行うことで滞在を継続することが可能です。

学生ビザの滞在許可

学生ビザで日本に滞在している場合、基本的には日本の教育機関に通学し、学業に専念することが求められます。
ビザの有効期限が切れる前に、滞在許可の更新手続きを行う必要があります。

日本滞在のイメージ

学生ビザの滞在許可更新手続き

学生ビザを保持している場合、通常1年または2年の滞在許可が与えられ、在留期間が終了する前に更新手続きを行います。

更新には以下の手続きが必要です。 必要な手続き [更新申請書の提出]
期限が近づく前に、入国管理局に更新申請書を提出します。
[面談・追加書類の提出(場合による)]
必要に応じて、追加の面談や書類の提出を求められることがあります。
必要な書類 学業の進行状況証明書(成績証明書、出席証明書)、経済的な支援証明書(親の収入証明書、銀行残高証明書 など)、パスポート、顔写真

滞在許可の更新は、更新の期限が近づく前に行う必要があります。
手続きには時間がかかることもあるため、早めに準備を始めることが重要です。

就労ビザの滞在許可

就労ビザを保持している場合も、滞在許可の更新手続きが必要です。
就労ビザは、通常1年から5年間の有効期限があり、その間に在留資格の変更や更新を行います。

就労ビザの滞在許可更新手続き

就労ビザの滞在許可を更新するためには、いくつかの必要書類を準備し、所定の手続きを進めることが求められます。
更新手続きは、ビザの有効期限が近づく前に行う必要があるため、計画的に進めることが重要です。
手続きが遅れると、滞在資格に影響を及ぼす可能性があるため、早めに準備を始めましょう。

必要な書類
  • 業務内容確認
    就労ビザに基づいた業務が行われていることを証明する書類が必要です。
  • 雇用契約書
    現在の雇用契約書の提出が求められます。
  • 実務実績や給与明細書
    業務遂行状況や給与の支払い実績を証明するため、給与明細書や関連書類の提出が求められます。
  • 在留資格証明書(場合による)
    新たな「在留資格認定証明書」は通常必要ありませんが、企業から提供される証明書や業務内容に関連する書類が求められる場合があります。

滞在許可に関する注意点

業務内容の変更

就労ビザを保持している場合、ビザの条件に合わない職種に転職することはできません。
転職をする場合は、新たにビザの変更手続きが必要です。

学生ビザを保持している場合、学業を優先することが求められます。
アルバイトを行う際にも、学業が優先され、アルバイト時間や内容に制限があります。

また、滞在許可を更新せずに日本に滞在し続けることは不法滞在となり、法的な問題が発生する可能性があります。
ビザの有効期限が切れる前に必ず更新手続きを行いましょう。

滞在許可の延長申請

もし、学生ビザまたは就労ビザで日本に滞在している期間を延長したい場合、滞在許可の延長申請を行うことができます。
延長申請には、現在の在留資格を証明する書類や、今後の滞在理由を示す証明書が必要です。

まとめ

学生ビザおよび就労ビザにおける滞在許可は、更新手続きを適切に行うことで、日本での滞在を続けることが可能です。
滞在許可の更新は、学業や就労の状況を証明する書類の提出が求められますので、期限に余裕を持って準備を進めることが大切です。